あなたは,どのような教師になりたいですか?

 まずは,この問いを考えてみましょう。子どもの個性を伸ばす教師,子どもの学力を高める教師,将来の日本を支える人を育てる教師など人それぞれ様々な教師像をもっていると思います。または,具体的には答えられないという人もいるかもしれません。

 では,次の問いです。

あなたの理想の教師像に影響を与えているものは何ですか?

 それは,これまで自分が出会った先生の影響かもしれません。また,教師のテレビドラマに影響された人がいるかもしれません。本(小説など)に感銘を受けた人がいるかもしれません。これらの問いを考えることは,少し哲学的な概念なりますが自分の教育理念に関することと言えます。理念とはイデアのことで,ドイツ語の「イデー」の翻訳語であり,プラトンのイデア(idea)に由来するとされています。プラントは,イデアを「ものごとの本質」としています。デカルトやロックにおいては,イデアは「人間のもつ観念」とされています。教育理念を今日の一般的な意味として捉えると「教育は本来,いかにあるべきか」「教育は何を目指すべきか」という意味になるでしょうか。
 そして,この教育理念については,法的にも定められており,教育基本法の第1条「教育の目的」には,『人格の完成を目指す』と示されています。また,学校教育法の第21条においては,教育の目標や方向性が掲げられています。これらが,各学校においては,教育の在り方や方向性が教育目標や教育理念といったものとして表されれています。

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